数ある投資商品の中でも、分散(地域、時間、銘柄)がしっかり効き、かつ過去の実績から将来的にも比較的固いリターンが望めそうな投資商品を紹介します。
紹介するのはアメリカの時価総額が高い企業で構成されたインデックスファンド商品です。
なぜ日本株商品をおすすめしないかと合わせて紹介させて頂きます。
※投資はあくまで自己責任であり、リターンを確約するものではありません。
投資商品を購入してみたいけど、どれがいいかわからないな。
おすすめ商品はあるの?
運用実績がしっかりしていて、分散が効く投資信託がおすすめだね!
投資信託は定期積立もできるしね!
おすすめ商品を紹介するね!
ぶるの投資信託おすすめランキング
早速ですが、ぶるがおすすめする投資信託のランキングは下記通りです。
おすすめの投資信託ランキングとして紹介しましたが、つみたてNISAのおすすめランキングを聞かれたとしても全く同じ回答をします。
楽天証券 | SBI証券 | |
1位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) (信託報酬:0.0968%) | SBI-SBI-V・ S&P500インデックス・ファンド (信託報酬:0.0938%) |
2位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) (信託報酬:0.1144%) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) (信託報酬:0.1144%) |
3位 | 楽天・全米株式 インデックス・ファンド (信託報酬:0.162%) | SBI-SBI-V・ 全米株式インデックス・ファンド (信託報酬:0.0938%) |
なお、投資信託の証券会社として楽天証券とSBI証券を選んでいるのは下記理由からです。
これらの理由から楽天証券、SBI証券ともに投資家からの人気が非常に高いです。
ぶるはどちらの証券会社でも資産運用しています。
- ネット上で気軽に口座開設しやすい
- ネット証券会社として最大手クラスの規模
- 対面式の総合証券に比べて手数料が安い
ランキングの根拠
楽天証券、SBI証券ともに1位はS&P500連動型、2位は全世界株式型、3位は全米株式型のインデックスファンドを選定しました。インデックスファンドの説明とそれぞれの根拠を述べていきます。
インデックスファンドとは
インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資信託です。
どの株価指数を目指すかは商品によって異なっています。
共通しているのは、さまざまな銘柄に分散投資するのと同じ効果が期待できるのと、信託報酬が低く設定されていることです。
代表的なインデックスと、インデックスファンドの対極にあるアクティブファンドとの違いについて説明します。
代表的なインデックス
- 日経平均株価
- 東証株価指数(TOPIX)
- ダウ平均株価
- S&P500指数
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとアクティブファンドの違いは下記通りです。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
運用 目標 | インデックスと 同じ値動きを目指す | インデックスを 上回る成果を目指す |
銘柄 | インデックスの 構成銘柄と同様 | プロが銘柄を厳選 |
手数料 | 安い | 高い |
アクティブファンドはインデックスファンドを上回る成果を目指すファンドですが、アクティブファンドの半数以上がインデックスファンドに成果で勝てないと言われています。
加えてアクティブファンドはインデックスファンドに比べて信託報酬が高いので、少し手が出しづらいです。
おすすめするからには、ある程度手堅く成果を残す商品を提案したいので、選定難易度の高いアクティブファンドではなく、インデックスファンドをおすすめ致します。
1位:S&P500連動型をおすすめする根拠
S&P500はアメリカの代表的な株価指数の1つです。
S&P500で構成される500種の銘柄は米国株式市場全体の80%の時価総額比率を占める巨大マーケットです。
それゆえ、米国市場全体の動きと概ね一致しています。
GAFAMTという言葉を皆さん一度は聞いたことがあると思います。Google、Apple、Facebook(META)、Amazon、Microsoft、Teslaの頭文字を取ったのがGAFAMTです。
GAFAMTはこの20年あまりで急成長し、今や各業界で世界のトップをひた走り他の追随を許していません。
S&P500は500社を均等に配分しているわけではなく、GAFAMTのように影響力のある会社の比率を高めています。
S&P500の場合、GAFAMTが占める割合は全体の25%にも及びます。S&P500をおすすめする理由は将来性の高い会社の比率を高め、分配されている点にあります。
上位500種の銘柄の中で会社の経営が厳しくなった会社があったとしても適宜見直しがされ、銘柄と比率が組み替えられますので、リスク分散もきちんとされていることが強みだと考えています。
2位:全世界株式連動型をおすすめする根拠
S&P500はあくまでアメリカの時価総額上位500社のマーケットによるものです。
世界のマーケットの中心はアメリカですが、将来的にどうなるかは誰も予想がつきません。
地域分散という考えではアメリカのみのマーケットよりは全世界型のマーケットの方が分散性が高いので、全世界型をおすすめさせていただきます。
S&P500より順位を下げた理由は世界の中心はやはりアメリカが主軸であり、成長性もアメリカが抜きんでていると考えているためです。分散の観点では全世界型が優れていますが、成長性の観点からS&P500を1位としました。
3位:全米株式連動型をおすすめする根拠
あえて3位を作りましたが、先述したように、S&P500は米国株式時価総額の80%を占め、全米株式型と同じような値動きをするため、基本はより成長性を見込めるS&P500をおすすめするという考え方で問題ないと思います。全米株式型は少しでも分散効果を高めるための一手です。
日本に関する話が全然出てこないね。
日本のインデックスファンドはおすすめできないの?
ぶる個人の考えとしては日本のインデックスファンドはおすすめしないね。
理由を教えるね。
日本のインデックスファンドをおすすめしない理由
日本にも魅力的な会社はたくさんあります。
ですが、マーケット全体の成長率として考えると将来性をあまり感じられません。
その根底にある原因が少子高齢化です。
GDP(国内総生産)は基本的に人口と相関関係があります。
アメリカや中国が勢いがあるのは日本にいても感じますよね。
それら2国はいまだに人口が増え続けており、労働者人口も増えています。
片や日本は少子高齢化の解決の糸口が見当たらず、GDP(国内総生産)も芳しくない動きを見せています。日本が今後少子高齢化の解決が難しそうな以上、マーケットとしての成長を見込むことは難しく、市場として先細りになっていくことが予測されます。
日本国民の一人として、マーケットを応援したい気持ちはありますが、自分の資産を増やすことの方が先決ですので、勢いのあるアメリカ市場に託したいというのがぶるの考えです。
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