相対性理論を提唱したアインシュタインの言葉の一つに「複利は人類最大の発明だ」があります。
複利は投資の配当金を再投資して、元本+収益金の増資サイクルで、単利の比ではない資産の増え方をします。
複利で資産が増える仕組みをわかりやすく紹介します。
預貯金だけしていても資産が全く増えないわ。
少しリスクを取ってもいいから、資産が増える仕組みはないかな?
預貯金だけで資産形成するのは難しいよね。
預貯金がローリスク・ローリターンだとすれば、
ミドルリスク・ミドルリターンにあたる投資について紹介しよう!
なぜ投資は資産が増えるの?
投資では株価の値上がり益に期待する方法もありますが、配当が出る場合の投資商品を購入すると、定期的に配当金を受け取ることが可能です。
受け取った配当金をそのまま再投資することで、翌年度は投資元本に配当金が含まれた状態で投資を開始することが可能になります。
配当金が含まれた再投資サイクルを繰り返すが複利の運用方法であり、単利では得られないような資産を構築することも可能になります。
単利と複利の違い
単利と複利の違いを計算式にすると以下の通りです。
- 単利:資産=元本×(1+年利率/100×年数)
- 複利:資産=元金×(1+年利率/100)年数
計算式だけ見ても何のことだかよくわかりませんよね。
グラフにすると一目瞭然です。
同じ100万円を元本として、年利7%で運用可能とします。
最初5年ほどは差がないのですが、25年もすると、資産の差は2倍になります。
アインシュタインが人類最大の発明というのも納得の凄さですよね。
投資の際に再投資型を選択すると、複利の恩恵を受けられるので、実際にこのグラフのようなメリットを受けられるのです。
貯蓄の利回りと投資の利回り
先ほど投資の利回りを年利7%で計算しました。
年利7%の根拠はS&P500に連動する投資信託を購入した場合、直近20年間の平均利回りから運用コストを差し引いても年利8%以上の実績があったことです。
今後30年間についても全く可能性が無い数字ではないと思います。
対して銀行の普通預金金利は現在年間0.001%が相場です。投資の想定利回りと比べてあまりにも桁が違うので、目を疑いたくなりますよね。
リスクを受け取る見返りに大きなリターンが得られる可能性があるのが投資です。
この利回りの違いをしっかりと認識して、資産運用に努めましょう。
投資の利回りを簡単シミュレーション
せっかくなので、複利の効果を自分の手で計算してみましょう。
下記のページから簡単にシミュレーションすることが可能です。
複利の効果に驚いてください!
資産が2倍になる72の法則
72の法則をご存じですか?
72の法則とは下記式で表される式のことです。
72÷想定利回り[%]=資産が2倍になるまでの年数[年]
想定利回りを7%と考えると約10年ですね。
「単利と複利の違い」で示したグラフから、元本100万円が200万円になるまでの期間は約10年と読み取れますね。
グラフと式が一致していることからもこの式の妥当性がわかります。
投資で資産が増える仕組みはよくわかったわ。
途中で出てきたS&P500って何?
オススメの投資商品についても教えて欲しいな。
次はオススメの投資商品について説明しよう!
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